こんにちは。オーエムデザインの姫野です。
先日の夜、妻と話をしていて、ふと「俺は運がいい」と口に出していました。
会社が4期目を迎えて、今のところ大きなつまずきもなく続いている。それを自分の力だと言うのは違う気がして、自然と「運がいい」という言葉が出ました。
今日はその話を書こうと思います。
今日の内容
「俺は運がいい」と妻に話した
特別なきっかけがあった話ではありません。何気ない夜の会話の中で、「俺は運がいいよなあ」と言葉が出ました。
会社を立ち上げて4期目。1期目から仕事を任せてもらえて、5,000万を超え、今期は6,000万に届きそうです。資金繰りで苦しんだ時期もありましたが、何とかここまで来ました。
社員にも恵まれています。10年来の付き合いだった元部下が今は専務として一緒に働いてくれている。前職の頃から声をかけてくれていた取引先が、今も続けて仕事を任せてくれている。
これを「自分の実力です」と言うのは、どうしても違和感があるんです。
実力でやり切ったというより、いろんな人とのご縁、タイミング、巡り合わせの中で今がある。そう思うから「運がいい」という言葉になりました。
でも、根拠が欲しくなった自分
ただ、「運がいい」と言いながら、心のどこかで少し不安にもなりました。
運だけで続いているなら、運が悪くなったら終わるのか。
明日突然、仕事が止まったらどうするのか。
そう考え始めると、「運がいい」という言葉が、薄っぺらく感じる瞬間もあります。
だから、もう少し根拠が欲しいと思いました。
なぜ自分は「運がいい」と思えているのか。
本当に運だけなのか。それとも、運を呼ぶ何かがあるのか。
そういうことを、改めて考えてみたんです。
運には3つの層がある
考えてみると、「運」と一言で言っても、中身は3つの層に分かれている気がします。
- 運の発生:いい話が舞い込む、悪い出来事が起きる。これは自分ではコントロールできません。
- 運を掴む準備:来たときに手を伸ばせる状態にあるか。これは自分でコントロールできます。
- 運を活かす行動:掴んだ後にどう動くか。これも自分でコントロールできます。
たとえば、起業した1期目から仕事が入ってきたのは、確かに「運の発生」だったかもしれません。でもその裏には、10年間業界で愚直にやってきた信頼の蓄積がありました。「準備がゼロの人間」のところには、同じ運は来なかったはずです。
逆に、前職で会社が方針転換して悔しい思いをしたときは、「運が悪かった」と言ってもいい場面でした。でも、その悔しさを起業のエネルギーに変えました。悪い運を次の燃料にできるかどうかは、自分次第です。
そう考えると、運の発生は天任せでも、運を呼び込み、活かす部分は自分の手の中にあるということになります。
「俺は運がいい」と言える人は、知らず知らずのうちに、運を掴む準備と運を活かす行動を積み重ねている人なのかもしれません。
松下幸之助も「私は運がいい」が口癖だった
調べてみたら、私が尊敬している松下幸之助も「私は運がいい」を口癖にしていたそうです。
採用面接で「あなたは運がいいですか?」と聞いて、「悪いです」と答えた人は採用しなかったという有名な話もあります。
これは、運の良し悪しを占いみたいに見ていたわけではないと思います。「自分は運がいい」と本気で言える人間にしか、運は寄ってこない。逆に「自分は運が悪い」と思っている人は、目の前にチャンスが転がっていても掴めない。そういう構造を、松下幸之助はわかっていたんじゃないかと思います。
「運がいい」と「努力で続いている」は、対立しません。両方が事実です。
「実力で勝ったんだ」と思っている人ほど、次に負けたとき折れやすい。
「運で勝ったんだ」と思っている人は、負けても「次の運を呼べばいい」と立ち上がれる。
これは、私が10代から20代前半の苦しい時期に学んだことと、たぶん同じ構造をしています。一度本当の底を見ると、「自分一人の力でどうにかなる」という思い上がりが消える。だから、「運がいい」と素直に言えるようになる。
そういう人間は、案外折れません。
「運がいい」と言える生き方を続けたい
妻と話していて言葉になった「俺は運がいい」は、振り返ってみると、自分の経営観そのものでした。
自分の力を過信しない。
周りの人に支えられている事実から目を逸らさない。
来た運を掴めるように、日々の準備を怠らない。
掴んだ運を活かすために、愚直に動く。
これを続けていれば、たぶんこれからもやっていける。
そう思える夜でした。
「運がいい」と言える経営者でいたいと、改めて思いました。
そして、そう言える状態を作ってくれている家族、社員、取引先、関係者の皆さんに、改めて感謝したいと思います。
明日も、運を掴める準備を、一つずつ重ねていきます。
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